【ゲームレビュー】『天穂のサクナヒメ』挑戦的なジャンル融合で生まれた名作【感想・評価】

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米 は 力 だ !!!

ぶっちゃけ一番の購入理由はゲームシステムではなくキービジュアルへの一目惚れ

どうもこんにちは、みみみ(@mimimi9607)です。
さて今回は2020年11月12日にマーベラスより発売され、SNSなどで大きな話題となったゲームソフト。
天穂てんすいのサクナヒメをレビューしていきたいと思います。

本記事はPS4版をプレイしてのレビュー記事になります。
他プラットフォームとの違いがある場合がございます、予めご了承ください。

本作はマーベラスから発売されていますが、実は本作の開発は同人ゲームサークルである『えーでるわいす』が全て行っており、いわゆるインディーズゲームに分類されるゲームになります。
申し訳ないですが、正直な話インディーズかつ完全新規IPということで大きく売れることはないだろうなと思いながら予約待機していました、が……いやぁまさかの事態でした。

発売してすぐさま売切れ続出、Amazonでは1~2ヶ月の入荷待ちという訳の分からない現象を引き起こしました。

そんな超話題作となった本作をクリアしてのレビュー、早速いってみましょう!

さくっと簡易レビュー
  • 好きな人はとことん好きになる素敵な世界観
  • 短すぎず長すぎずで触れやすいボリューム
  • 最大の特徴である稲作パートがガチすぎ(良い意味で)
  • 2Dアクションゲームとしても面白いと断言できる
    – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
  • ゲームバランスが若干崩れている
  • テキストが少し読みにくい
  • 探索度の仕様に不満あり

PV・作品情報

Nintendo Switch&PS4『天穂のサクナヒメ』ローンチトレーラー


ジャンル:和風アクションRPG
対応機種:Nintendo Switch / PlayStation 4 / PC(Steam)
発売元:マーベラス
開発元:えーでるわいす
プレイ人数:1人
レーティング:CERO B(12才以上対象)
発売日:2020年11月12日(Steam版のみ11日発売)
価格:<Nintendo Switch>
   通常版 4,980円+税 / 限定版 6,980円+税
   <PlayStation 4>
   通常版 4,980円+税 / 限定版 6,980円+税
   <Steam>
   通常版 5,478円 / 限定版 8,100円

©2020 Edelweiss. Licensed to and published by XSEED Games / Marvelous USA, Inc. and Marvelous, Inc.
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レビュー・感想

それでは、良かった点・悪かった点に分けてそれぞれレビューしていきます。

良かった点

ファンタジーと和の調和が見事な世界観

プレイし始めてすぐに好きになったのがサクナヒメの世界に広がる素敵な世界観でした。

ファンタジーと和の調和が見事な世界観

普段行動するエリアが日本の農村をイメージして作られており、建物だけではなく虫の声だったり環境音までも様々な要素が詰め込まれていて、この空気感を味わえるゲームはなかなか無いと思います。

また、何故にお米を育てる必要が??という当たり前の疑問に対しては「豊穣神は質の高いお米を作ることで強くなる」というファンタジー設定によって成立させています。
これによって敵を倒して強くなるRPGではなく、敵を倒すためにお米を育てる稲作RPGが完成する、というわけです。

いや稲作RPGって何だよって言いたい気持ちは分かりますが、受け入れてください。

物足りなさも中だるみも感じない丁度いいボリューム

本作をクリアするまでのプレイ時間ですが
「稲作に命をかけてストーリー放置!!」
みたいな事をしない限りは恐らく30時間弱でクリアというボリュームになっています。

この30時間弱をどう捉えるかは人それぞれですが、今回高評価にした理由はこのプレイ時間の中にマンネリ感を感じる時間が存在しない作りになっていたという点です。

序盤はアクションや稲作、とにかく新体験だらけ。楽しい。
中盤になってシステムに慣れてくる頃、更に新要素が次々増えていく。楽しい。
終盤までくるとアクションも稲作も自由度MAXかつストーリー終盤。楽しい。

途中で若干作業化するゲームも多い中、最後まで面白さを感じられるよう上手く構成されている作品でした。

ちなみにトロコン時点でのプレイ時間は約50時間でした

稲作シミュレーターと呼ばれるほど本格的な稲作パート

稲作シミュレーターと呼ばれるほど本格的な稲作パート

知っている人は知っていると思いますが、発売初日になって急激に売れたのはこの稲作パートに関するパワーワードがSNS上に大量発生したことによる影響。

「攻略wiki見たいなら農林水産省のQ&Aを見てこい」
「米農家をしています。友人たちから攻略サイト代わりに使われます」
「現実での米作りが終わったばかり。これでは二毛作」 etc…

これらが話題となり拡散されゲームの存在をそもそも知らなかった人にも多く知られる形となり、夕方過ぎには「どこにも売ってない」との声が沢山聞こえてくる状況という大パニック状態。
更にはこの状況が『令和の米騒動』と名付けられたりと話題が絶えませんでした。

そんな稲作パート、そんなに本格的だと面倒くさいのではという心配がありましたが、実際プレイしてみると完全に面白さの核として機能していました

複雑に感じるのは初めて触れる用語が多いというだけで作業自体は至ってシンプル。
少しずつ覚えながら遊んでいけます。


特に良いなと思ったポイントが2点。

  1. ゲームを進めるにつれて作業が快適になっていく『農技』システム
  2. 実は割と適当管理でも進行可能なユルさ

1つ目の農技システム、これがあるかないかで評価は全然違っていたと思います。
最初は面倒でも次同じ作業をするときはより快適に、その次はまた更に、と。
これが稲作RPGらしく、まるでレベルアップ要素のように機能しているのです。

そして2つ目の実は割とユルい、という点。
あまりにも本格的すぎて気付きにくいのですが、実は水の管理を忘れたり雑草処理を疎かにしたりしても、基本秋にはしっかりと収穫の時期を迎えますしステータスも上がります。
つまり、たとえ稲作パートが全く上手く出来なくてもゲーム的に詰みな状況がまず起きないのです。
実際、あまりにも2Dアクションが楽しすぎて田起こしせず田植えをし最初に水を張ったっきりそのまま春~夏の終わりまで田んぼ無視したことがありまして。
こういった事も想定しているのは気軽に遊べるという点で非常に良かったです。

簡単操作・爽快かつ奥深い2Dアクション

簡単操作・爽快かつ奥深い2Dアクション

ほんっとに楽しかった!!!

操作はシンプル、派手目の演出・効果音、簡単過ぎない難易度。
スキル構成を自由に変えれたり、攻撃弾きにコンボと、実は奥深さもかなりあって本当に完成度の高い2Dアクションゲームとして成立していました。

変な話、アクションのみで発売されていたとしても評価されていたと思います。

  • 進むにつれ次々と新しく技が増えていき種類も豊富
  • 初期に覚えた技でも使い込むことで強くなっていく
  • ステージギミックが豊富で飽きない

稲作シミュレーションゲームとして購入すると間違いなく良い意味で裏切られます

悪かった点

ここまでめちゃくちゃ褒めまくりましたが不満点もしっかりあります。

一部の技が強すぎてバランスが取れていない

多くの技を実装すると避けにくい不満点ではありますが、一部の技が「これ使い続けるだけで全部何とかなりそう」ってくらいに強いです。

このゲームには衝突という吹き飛ばした敵が別の敵に当たると大ダメージ、といったシステムが採用されていて、これが本作の爽快感を生み出す大きな役割を果たしています。
ですがこの仕様があることにより広範囲技や簡単に吹き飛ばせる技が異常なくらい強力になってしまっています。
こうなってしまうと他の技が弱すぎる印象に。

どのくらい強力かというと、全然適正ステータスに達してないのに技の強さだけで格上の敵でもなんとかなっちゃうレベル
これに気付いてしまうと意図的に使用を避けなくてはゲームが面白くなくなるので残念でした。

テキストが読みにくい

世界観的に仕方ないですがテキストには行書体を採用していて、やはり読みにくかった。
文字サイズも小さめなのでルビ(ふりがな)が振ってあっても読みにくい。

更に、イベントシーンでは吹き出しセリフを基本としているのでカメラが動けば当然吹き出しも動き続ける事になり目で追う必要があって疲れました。

探索度を上げないと進行不可になる

途中何度か進行度が足りずストーリーが進行不可になってしまいました。

探索度という仕様自体は良かったんですが、これを上げるためには各マップに設定されているミッションをクリアする必要があり、それが隠された宝だったりランダムドロップのアイテムだったりと、場合によってはゲームを進めたいのに同じマップを周回する事になってしまい作業感を感じるきっかけになる要素として働いてしまっていました。

キャラ派遣の採集ポイント解放のみに影響させて、ストーリー関連は新マップクリアで開放でも良かったと思います。

まとめ

まとめ

オススメ度:

– Good –
  • 古き和の世界表現が秀逸
  • 大満足なボリューム
  • 王道ながらも良質なシナリオ
  • 稲作パートは初体験の面白さ
  • 爽快感のある2Dアクション
– Bad –
  • 一部の技がバランス崩壊
  • テキストの読みにくさ
  • 進行度によるテンポ感の悪さ

かなり挑戦的なジャンル融合をしたにもかかわらず全てが高い水準で仕上がっていて、非常に楽しませていただきました!
『2Dアクション+稲作シミュレーション』と聞いたときは何を考えてるんだと思いましたが、いやはや見事な仕上がり。

是非とも多くの人に遊んでほしい、そんな作品でした!!

それでは皆さん
よきゲームライフを~~!

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